セキュリティキャンプ2019のチューターしてきた話

お久しぶりです

お久しぶりの投稿となります、Columbineです。

本日はこの投稿していない間にしていた、セキュリティキャンプのチューター業についてのお話をしたいと思います。

 

セキュリティキャンプとは?

まず、セキュリティキャンプを知らない方にセキュリティキャンプとは一体なんなのかという事をお話しします。

IPAの公式サイトでの説明では

学生に対して情報セキュリティに関する高度な技術教育を実施し、次代を担う情報セキュリティ人材を発掘・育成する事業です。」(by IPAの[セキュリティ・キャンプについて]より抜粋)

と、あります。要は、「セキュリティエンジニアとして強くなりそうな人たちを一気に集めて高度な教育をする事で、強いセキュリティエンジニアを生み出す!」という事業です。

詳しくはぜひ、今年の参加者の方々がブログなどにあげていると思うのでそちらをご覧になって下さい。

ちなみに、私はセキュリティキャンプ2018のCトラックの卒業生です。

 

チューターになった経緯

これはとっても簡単で、「今年もセキュリティキャンプに参加したかった」というのが大きな理由です。

しかし、セキュリティキャンプにチューターとして行くとなるとチューターの選考がありそれを通過しないといけません。そのため、なぜ私はセキュリティキャンプに行きたいのかというのを考える必要がありました。しかしこちらは、少し悩んだのですが比較的すぐに見つかりました。

まず挙げるのが、セキュリティキャンプが好きだからという理由です。私は昨年のセキュリティキャンプのおかげで大きく住む世界が変わりました。自分よりできる人、自分よりすごい人、そんな人たちばかりの世界に合格する事で突然突っ込まれたため初めは大きく戸惑い悩みましたが、そのおかげでもっと成長したいと思えるようになり努力し続けるきっかけとなりました。その恩返しとしてチューターになりたいと考えました。

次に挙げるのが、自分の経験を誰かの成長に使って欲しいという思いです。私はキャンプの卒業から一年間、色々なことに挑戦して、色々な失敗をしてきました。この失敗した経験を誰かの成長に活かしてもらいたいと言う思いがあったので、教えられるような技術もないし…といった弱気な思いもありましたが応募に踏み切りました。

応募する際に書いた内容としては、自分がどのような活動をしておりどの講義を担当できるか説明するというものでした。こちらは、私は日頃から好きなように勉強しているおかげで色々な分野を経験してきたため思った以上に書くことができました。しかし、私は1つの分野に特化している訳ではないんだなと、改めて気づかされる事にもなりました。

 

合格から当日まで

この期間が一番辛かったです…

自分の担当となるトラックの名簿を確認すると、自分より絶対に強い知り合いの方とかもいらっしゃいましたし、他のチューターの方々もとてもすごい方々ばかりで自分が行く資格なんかないんじゃないだろうかと悩みました。

しかし、自分のできる事を精一杯やろうと思えたのは、チューターの先輩の方や運営をされている方が色々とアドバイスをしてくださったおかげです。その節は本当感謝しております。

 

セキュリティキャンプ期間中のお仕事

こちらは主に、

・講師が講義されるお手伝い

・受講生のお手伝い

・グループワーク等で自分の経験などを受講生に伝える

といったものがありました。そのため、受講生の方だったらチューターは大体どのような感じの事をされていたのか大体知っていると思います。

講義の手伝いなどは難しいと思われるかもしれませんが、私は昨年もCトラックで、今年も同じトラックだったため割と講師のおっしゃっている事もすんなりと理解してアドバイスをする事ができました。昨年は同じような講義を理解するのに苦しんで頭を抱えていたのですが、今年はほとんど知っている事だったので昨年の自分からちゃんと成長しているんだと感じられて嬉しかったです。

グループワークでは、今年は同じ事をしたい人を集めてグループにすると言うものでかなり専門性が高いグループが出来上がっていました。例として、OS自作グループや、Julia大好きグループなど中々に濃い話が行われており、初めのうちは自分では話に入れないと感じてグループのメンバーを探している人たちがより自分に適したグループと出会えるように話しかけるといった事を行なっていました。これの成果は実際にどうだったかわからないですが、願わくば何かの縁を結ぶ事ができていたらいいなと思います。

 

チューターの経験を通して

今年はチューターとしてキャンプに参加させていただきましたが、昨年とは異なる方向で今年も成長するきっかけをいただけたと思います。昨年は自分が何をしたいのかと言う事がまだ明確ではなく色々とふわふわしていたのですが、その中で自分の進むべき道というのをある程度見つけるきっかけとなりました。今年は、自分がより成長するにはどうしたらいいのかというのを考えさせられるきっかけになったと思います。

チューターは受講生の方々とはまた違う形で講師の方々と接する機会となります。そのため、その講師の方の技術に対しての接し方や仕事の仕方など講義だけでは得られないものを手に入れる機会になったと思います。

 

今後する事

今後は、キャンプ期間中に色々と聞いた面白そうな技術などの話についてもっと深掘りをしていくとともに、関西にセキュリティコミュニティを立ち上げていければと思います。

講師の方と話したおかげで、情報がうまく集まらずやる気が減っていた分野の情報をうまく集める方法などもお聞きする事ができました。そのおかげで、私は今から何をするべきなのかというのが具体化されました。

また、セキュリティコミュニティについては、今年の受講生の私の後輩がセキュリティ初級者のためのコミュニティを作りたいとの事だったので、ぜひ自分も協力させてもらいたいという事で立ち上げをする手筈となりました。とりあえず、今はコアメンバー探しをしてからとゆっくりではありますが、長く続けることのできるコミュニティというものを作れたらいいなと思っております。

 

最後に

セキュキャンはいいぞぉ〜
受講生としていくだけでも、人生を変えるほどのとても大きな価値がありますので今年応募した人はぜひ来年も、今年応募していない人はぜひ来年こそは参加できるように応募していただけたらと思います。

私は、来年もぜひ何かしらの形でセキュリティキャンプに参加できるよう努力を続けていくつもりです。(いつの日か講師として呼ばれる事を夢見て!)